企業の今後の課題はなにか? DX化の現状からみるポイント

2022/08/31

DX化の現状と今後の課題

多くの企業がDX化に取り組むようになり、専任の担当者も置くようになりました。専門部署ではさまざまな課題に取り組み解決を目指しますが、今後の課題も多数浮き彫りになってきたのです。実際に課題解決にはかなりのコストと時間が掛かります。

企業としての大きな悩みでもあり、今後の課題に残されている場合も多いでしょう。人材不足からくるハードルの高さや、諸外国に比べ遅れているなどの現状も隠れています。

現在の日本企業にとって今後なにが課題となるか。企業のDX化の担当者だけではなく、経営陣も理解度を高めなければいけません。

今後の課題:経営戦略の迷走

DX化を進めるためには経営戦略が必要です。どのような方向へと導くのか、はっきりとした指針が必要になります。現状でもさまざまな技術が開発・確立されてきている中で、どのように変革をもたらすのか検討しなければいけないからです。ただやみくもにDX化と旗を振っても現場は迷走しかしません。

現状でもDX化を必要とする認識は進んできました。しかし、具体的な検討プロセスがないまま進んでいる企業が多く、時間と費用だけが掛かる例が少なくありません。AI技術が注目される中で、なにかできないかとDX化で掲げるような企業もあります。これでは企業に変革はもたらせません。もっと具体性を持たせた計画でなければ、戦略としても有効にならないからです。

今後の課題:人材確保の難しさ

企業の考え方として、社内に存在しない能力なら外部を活用するといった流れがあります。これが間違った考え方とはいえません。こうした外部に求めるシステムが確立された結果、内部では人材育成が進まず確保できない事態が生じるようになりました。

特にIT技術に関して外部委託している企業は多く、DX化の足かせとなっているのは事実です。開発を外部に委託しても、運用は社内で行わなければいけません。ところが、人材が全く育たたない環境ができあがったため、プロジェクトの推進すらできないことが起こるのです。

この問題に拍車をかけているのが、日本の少子高齢化構造にあります。IT技術は新しいものであり、これまで培ってきた経験のない分野ともいえます。そこに少子高齢化の波が襲いました。現状のIT系の人材不足は深刻であり、需要ギャップは広がるばかりです。2030年には79万人ものギャップが生まれるとの経済産業省の予測もあります。

こうした人材不足は、採用の激化を招く要因です。特にDX化を推進できるような人材の確保は、今後さらに難しくなるのは間違いありません。人材育成は短期で結果が出ない分野です。今後の課題として、かなり大きな比重を持つことでしょう。

今後の課題:ブラックボックス化されたシステム

日本のIT技術の大半は、ベンダーに頼るなど外注構造ができあがりました。専門技術集団をうまく活用する道ではあるものの、自社のシステムですらブラックボックスとなり、内部構造が不透明になる事態も起きてきています。現状はブラックボックスであろうとも運用できているのも問題です。DX化を推進することに目が向き、今後のことは二の次になっているところも多いでしょう。

もしも、このブラックボックスを開かなければいけない事態になったとき、そのベンダーが活動しているとは限りません。もしかしたら、関係が切れてほかのベンダーに変えている可能性も出てきます。そのときにブラックボックスのままでは更新すらできません。結果としてシステム全体を入れ替えなければいけない事態も出てくるのです。

同じベンダーだったとしても、開発時の担当技術者がいるとは限りません。ベンダー側でも解析できないことも可能性として考えられるのです。更新できずに古いシステムを使い続け足かせになっているところも出てきています。現状でもDX化以外にさまざまなところで、こうした問題が浮き彫りになってきているのです。自社で人材育成が進まなかったことの弊害は、非常に重くのしかかることを忘れてはいけません。

DX化の課題に対する今後のアプローチ

現状でもさまざまな課題が浮き彫りになりつつあるのがDX化であることは間違いありません。本来DX化には重要な意味があり、経営上の大きな意義につながります。その中の課題をどのように解決するか、問題に対する取り組み方を考えていかなければいけません。

今後の課題へのアプローチ:経営陣から理解度を変える

DX化の効果の高さは、企業の価値を変えます。DX化というと、単にデジタル技術の投入によるデジタル化という見方をしている経営陣も多いでしょう。しかし、DX化はそんなに小さな範囲ではなく、中長期的に企業の価値を変えていけるだけのものを持っています。これを経営戦略に生かさなければ、今後の課題は解決できません。

現場との意識の乖離の問題も掲げられるようになりました。現場ではDX化を推進しても、その仕組みが理解できていないことも少なくありません。この仕組みを明確にすることによって、経営陣も責任を持って推進していくことになるでしょう。同じ旗の下で進めていく意識があって、初めて今後の課題を解決できる下地ができあがるのです。

今後の課題へのアプローチ:急務となる人材育成

DX化が進んでも人材が必要なくなるわけではありません。それどころか専門知識を持った人材を育成しなければいけなくなりました。システムをブラックボックスにしないだけではありません。社内へ技術の浸透を促進させるのも専門の人材の役割です。どの部門にも理解度の高い人材が必要で、育成を推し進めていかなければDX化が進みません。

人材育成によって自社にノウハウの蓄積をもたらします。この知識を継承できるシステムも必要になるでしょう。これが企業の将来にもつながる大きなポイントになります。
体制を作るためには、それだけの部門の確立も必要です。フィードバックを活かす社内システムも必要で横断的に活躍できるポジションの設定も求められます。

常にデジタル化した技術に触れられる環境も必要です。スケジュール管理のような身近な部分からデジタル化を進め、社内に環境を整備する。いきなりさまざまな技術を投入して変革を目指すのではなくなり、中長期的な視野でDX化を推進しやすくなるのです。

今後の課題へのアプローチ:市場のニーズと最新技術の活用

今後さまざまな課題が出てきますが、大事なことはニーズを理解し最新技術を活用できることです。市場のニーズを収集することによって、多様性などを理解しやすくなります。今どのようなことが求められているかがわかれば、新しい価値の創造にも近づけるでしょう。分析することによって、市場における自社のポジションも判明します。

市場には最新技術も出てきます。この情報がわかると、システムの動向を把握し競争しやすくなるのです。同業界だけではありません。幅広い情報を収集することで、最新の技術を自社にカスタマイズできるチャンスも広がります。

DX化の課題は今後の社内戦略で

日本のDX化は、世界基準でみればかなり遅いといっても差し支えありません。スケジュール管理などでも導入が遅れており、なかなかうまくいかないところもあるでしょう。しかし、世界的な大きな変化の中で生き残ろうと考えれば、現状だけではなく今後の課題も解決していかなければいけません。そのためには社内戦略を整備し、対応できる力を持つことが求められます。

社内戦略として、経営陣だけがDX化を推進しても意味はありません。現場も対応できるような社内戦略を立案し、しっかりと対応することが大切です。

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