製造業でもSaaS導入企業が増えている!メリットや課題を解説

2022/09/08

製造業でも注目を集めるSaaS

ベンダーが提供しているクラウド上にあるソフトウェアを利用できるサービスがSaaSです。インターネットがあればソフトを利用できるのがメリットで、自社に余計なプログラムを置かずに利用できます。

情報共有のためのシステムもSaaSで利用できる時代です。サービス提供プロバイダーであるASPもありますが、ビジネスモデルとしてみれば本質的には大きな差はありません。製造業ではあまりDX化は進んできませんでしたが、新型コロナウイルスの影響以後、SaaSの活用法が注目されるようになったのです。

SaaSとは

SaaSは、インターネットを介して利用するサービスです。プログラムはインターネット上のクラウドサービスとして展開されており、専用サーバーを通して利用します。インターネットさえあれば、どこでも利用できるのがメリットで、基本的な性能をクリアすれば、利用者側にそこまで高い性能を要求しません。それよりも、安定して利用できる通信環境が重要になります。

リモートワークのような遠隔地でも、アカウントの管理をしておけば利用できるのもSaaSの特徴です。インターネット回線さえあれば場所は問わないからです。複数のチームでも同じファイルを共有すれば、データ管理も簡単で同時に編集もできます。これもSaaSの特徴的な部分です。

SaaSのメリットとデメリット

SaaSは、クラウドサーバーを利用するため、ソフトウェア開発の必要性がありません。例えばスケジュール管理をするとしても、自社内にソフトウェアを置く必要がないからです。導入に関しても準備期間は環境整備が大半で、投資費用も抑えられます。利用者が多くなってもパッケージ数をそろえないで済むため、コストはかなり抑えられるようになりました。

自社にソフトウェアがないため管理する必要がありません。アップデートなどが必要なら、ベンダー側で処理はすべて行うからです。セキュリティに関することも、すべてベンダーが担当します。さまざまなコストが削減できるところがメリットで、コストパフォーマンスの良さは、SaaSの大きな特徴となりました。

デメリットは自社にソフトウェアがないところに起因します。パッケージすべてをサービスとして提供しているため、カスタマイズなどの対応は限定されるのが問題です。自社用にカスタマイズできるところは少なく、運用も汎用的なところに限られます。自由度は下がりますが、それでもある程度のテンプレートを持っている場合もあるため、すべてのサービスで問題になるとは限りません。特にスケジュール管理のようにそこまで絞り込む必要がなければ、気にする必要もないでしょう。

製造業とSaaSにかかわる課題

製造業でDX化を進めるとき、最大の障害になるのは人材不足の壁です。多くの企業が直面する現実ですが、人材不足は深刻でありどこの企業もこぞって採用を進めてきました。SaaSを利用する際にも、導入から保守運用まで、適切に進める人材が必要です。

製造業ではもともとIT化が進んでおらず、人材の育成の面でも遅れを生じてきました。その波がさらに襲い、外部から雇い入れる下地も作りにくい状況ができあがったのです。今後は必要性がさらに高まることからも、製造業における人材の育成と確保は急務といえるでしょう。

現在では、製造業でもDX化の重要性が認知されてきました。それでも、アナログな部分が強く、いまだに遅れていることも確かです。SaaSの利用価値を理解してきても、現場では浸透していないことが障壁になるのは製造業だけの問題ではありません。さまざまな業種で問題としてあげられてきましたが、大事なことは意識改革です。現場での理解も進められる枠組みを作り、導入を検討する必要があるでしょう。

製造業の課題とSaaSの活用法

日本の製造業は、さまざまな変化を見せてきました。その中で課題を解決できるSaaSの活用法が重要です。解決は重要ですが、急激な変化を求めても成功しません。共通しているポイントがいくつかあるため、まずは身近なところから解決する必要があるでしょう。

製造業が抱える共通課題

日本の製造業が抱えている課題として挙げられるのが、コミュニケーションの時間です。短時間ですべきコミュニケーションも移動するだけで時間がかかるなど、製造業的な問題があります。時間帯の違いなどによって情報共有が進みにくいのは、経営にとって大きなマイナスです。

指示や情報もいきわたりにくい問題もあります。指示書などで進められてきた製造業は、思いのほか情報共有ができていません。時間とともに陳腐化した情報がうまく伝達できずに効果を失いことも少なくないのです。

これに対し、会議などで対応しようとしてきましたが、そもそも必要がない場面も見られます。必要な議題のない定期会議など必要性の低い会議に長い時間を取られるケースも多々あり、SaaSの利用など活用法が注目されるようになったのです。

製造業でSaaSの活用法

製造業での弱点は、技術に対する対応性の低さにあります。特定分野に特化しているケースが多く、DX化には弱点を見せることが多かったのです。この弱点を克服するためには、まずはハードルの低いツールの利用が重要です。

情報共有できるシステムは、基本的に扱いやすいものがそろっています。情報を入力し蓄積することが目的であり、そこから分析するための機能などはあまり必要としないからです。

DX化に対応している人材を確保できていないときには、全員が使えるツールの選定が大切です。どんなに高機能なツールであっても、一部の従業員しか使えないものなら意味がありません。活用法としてはパソコンが使えないレベルでも、スマホなどで対応できることがあげられます。つまり、直感的に使えるツールを用意すれば、DX化の下地が徐々にできあがってくるのです。

スケジュール管理でコミュニケーションを円滑に

製造業では、コミュニケーションがとりにくい問題を解決するため、スケジュール管理などが有効です。SaaSの活用法としても、基本的なところになるでしょう。

スケジュール管理が製造業でも有効なのは、簡単に利用できるところがあげられます。マンパワー的に問題がある場合、複雑なシステムは運用しにくいのが現状です。その中でスケジュール管理は情報の共有で役立つものながら、システムは複雑なものが少ないでしょう。基本的なことは全体のスケジュールを管理できることであり、どこでも情報を更新できることだからです。

SaaSで提供されているスケジュール管理は、その多くが直感的に利用できるものです。それでいながらコミュニケーションを円滑にしやすいのが特徴になっています。アナログ的な部分をDX化していく過程としても、直感的な操作は役に立ってくれるでしょう。ここからスタートしていくのは、活用法として浸透させるには十分な意味が出てきます。

弱点を克服し将来につなげることが活用法

SaaSの活用法として、製造業では弱点をどう克服するかがカギを握ります。たんに優れたシステムだから効率が上がるとは限りません。現在抱えている課題をはっきりとさせ、対応したシステムの導入が必要になるからです。

組織としての問題もクリアできなければ、効率化にはつながりません。教育も含めたマンパワー不足をどう補うか、将来に向けての計画も必要です。活用法はいろいろありますが、まずは足元を固めることが必要でしょう。土台ができあがってきてから、大きな構想を立てていくことも製造業では必要なのです。

こちらの記事では製造業が抱える情報共有の問題を取り上げています。グループウェアの使い方で変わる可能性もあるので参考にしてはいかがでしょうか。

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