社員のエンゲージメントとは?向上のコツやプロセスを解説

2021/06/30

近年、数多くの会社では「社員エンゲージメント」を向上させるための各種取組みが行われています。企業と社員がともに作用しあってともに利益を享受するために必要な思考法ですが、「社員エンゲージメント」とは一体何なのでしょうか。

本記事では、社員エンゲージメントの概要や事例などをわかりやすいように解説していきます。

社員のエンゲージメントって何?

そもそもエンゲージメントとは、ブランドや企業への愛着や絆、思い入れを表す言葉と解釈できます。よって、「社員エンゲージメント」は、社員が自社製品やブランドに対する愛着の大きさを数として表現したことをいいます。

また、「顧客エンゲージメント」とは、顧客が自社製品やブランドに対する愛着の大きさを数として表現したものとなるでしょう。

先進国では珍しく終身雇用という雇用形態がポピュラーな日本において、労働の過程でこのエンゲージメントが自然と向上することが期待できていました。しかしながら、終身雇用形態が一般的ではなくなった現在においては、転職に対するハードルが低くなりつつあります。

実際、優秀な社員がいい給与を餌にヘッドハンティングされ、より良い処遇や給与を求めてフリーエージェント宣言のように容易に転職していくということが日常化しています。さらに、日本の生産人口の減少の影響か、採用環境はますます厳しさを増しています。

優秀な人材は出ていってしまう一方で、なかなかいい人が入ってきてくれない。というような環境が加速化しており、決してお金の面だけでは語れない「企業と従業員との関係性づくり=従業員エンゲージメントの向上」がますます重要になってきています。

社員のエンゲージメントの向上により得られる効果

社員エンゲージメントは、終身雇用が崩れた現在の日本の会社環境において、死活的に必要となる思考法です。社員エンゲージを得ることで、数多くの利益を享受できることでしょう。

本章では、社員のエンゲージメント向上により得られる4つの効果についてご紹介していきます。

社員教育

社員エンゲージメントの向上によって、社員が会社の進路や業務要領について親近感をもつことができます。これにより、解決困難なケースに向き合った場合も、抱えた問題を克服しようとする習得が身に付きます。

社員も自発的ではない目標ややらされている仕事では、課題が発生した時にすぐに逃げようとしてしまう傾向にあります。理由は、自発的・積極的かつ前向きに取り組む意味を心の底から見つけだすことができていない状況・精神にあるからです。

一方、己の努力が自分の企業や社会に対して大きく寄与しているなどといったモチベーションを保持することで、必ず物事や仕事を最後まで完結させようとするエネルギーに変化し、挑戦する精神が発動しやすくなります。さらには、自ら課題を発見して分析しそれを合理的に解決のための一連のスキームを習得できるように自然となっていきます。

こうしたことから、「社員エンゲージメント」を強くすることで、結果的にその企業全体の生産性向上に直結するのは言うまでもありません。

社員のモチベーション向上

「社員エンゲージメント」を強化するというのは、自己が現在勤めているが会社に対して、愛情や親近感を大きくすることと同じです。社員は、会社の将来進路・理念に信頼感をもち、その結果、相乗効果として自己の業務を誇りをもって行うようになります。

自己の業務に価値感を見出すことで、その業務へのやる気が飛躍的に高まります。言われたことだけ言われたようにやるのではなく、自ら主体性をもってやるべき事を見出し、責任感や達成感をもって取り組んでいくような良い効果が現れます。

主体性の向上による離職質の低下

「社員エンゲージメント」を強化させることで、貴重な社員の離職防止の効果も期待できます。給料やボーナスなどといったお金でのフォローは、あらゆる企業で実行できるはずです。そのため、お金でのフォローしかできない状態では、社員はすぐに、今までより条件のよい他の会社へと転職してしまいます。

一方、仕事に対する充実感や職場環境、企業への親近感といった心理的価値は、どの会社でも有意しているわけでもないので、その企業独自の魅力となり得ます。会社への親近感は、その会社でずっと働きたいというかけがえのない気持ちへと変質します。

さらに言えば、心理的価値は真似をするのは非常に難しいので、企業としての競争力を高める原動力にもなり得ます。

強い組織の育成

「社員エンゲージメント」が強化された組織については、共に仕事をこなす同僚たちへの親近感も当然高くなりがちです。会社の将来進路・理念のあるべき姿を目標として共有しつつ、協力して物事を達成していく上でのかけがえのない大切な仲間であるとの再認識がなされるようになります。

自己のことのみを考えるのではなく、お互いに協力して良い仕事をしようとするような雰囲気が自然と形成されるため、企業全体の成果という高い視点を共通の基準として、そこから物事を俯瞰し、そして自己の企業へ貢献し得る社員を育てあげることが期待できます。

社員のエンゲージメント向上へのプロセス

「社員エンゲージメント」を高めるべく、いかなる行動をとるべきなのでしょうか。「社員エンゲージメント」向上を図る上で重要となる4つのポイントを説明します。

社員エンゲージメントを獲得するには、結局のところ何が必要でしょうか。社員エンゲージメント獲得に際して重要な、4つのポイントについて述べていきます。

明確な目標の設定

「社員エンゲージメント」向上の過程で、企業の方向性・理念や社会への貢献・寄与の全体像は非常に重要なポイントです。あなたが今こなしている業務が、社会全体に対してどのような影響を及ぼしているか、はたまた、いかなる貢献・寄与が実現できるかということを、身をもって感じ取ることができるからです。

そうするためにも、企業全体としてのアクションを外部に対して発信するのみでは満足できません。外部に向かっても、企業全体としての方向性・理念を語り伝えていけるような尽力が何よりも重要となってきます。

さらに言えば、企業全体としての方向性・理念について、現場の社員としてどのように受け止めているか、こころから納得できるものになっているのかなどということを、面と向かって会話する場面を作ることも必要です。

積極的なコミュニケーション機会を設ける

同じ会社内の仲間などとともに良好な対人関係を構築することで、「社員エンゲージメント」が飛躍的に向上するものです。反対に、良好な対人関係が構築できなかった場合、意志疎通が疎かになってギクシャクし、自分の会社への親近感が薄れてしまうので、何とかしなければなりません。

愛するこの仕事仲間のために貢献したい、この仲間ために奉公したいと心から湧いてくるような、良好な対人関係構築が重要であるのは言うまでもありません。

具体例としては、いろいろな部署に跨がるプロジェクトを設けてみたり、食事会・飲み会や催し物を開催するなどにより、企業内の交流や意思疎通の向上が図られるようなアクションをどんどん行っていきましょう。

評価基準を設ける

社員のやる気をアップさせるためには、彼らに対して「会社がちゃんと自分のことを正しく評価してくれる」「自分のことを理解してくれている」ということを植えつけさせることも重要です。

人間はギブアンドテイクの諺にあるように、誰かに必要とされていると感じることで使命感がわき、頼られている人の力になりたいとの感情が芽生えます。それを実現するには、公平かつ公正な評価を可能にするような人事評価の仕組みの構築が必要となるのです。

マネージャーに仕事を任せきりになってしまっては、給与などに正当されなくなってしまい、せっかくの頑張りに対しての見返りも不十分になってしまうこともあるので、注意が必要です。

いかなる基準で人事評価を行うのかを、事前に社員に紙などできちんと伝達し、要所で評価を給等へ反映するような機会を頻繁に設けることが必要不可欠です。さらに、近年では社員のやる気をうまく向上させる意味でも、OKRや1on1といったような独自の取り組みに挑戦している企業も増加しつつあります。

社員エンゲージメントの重要性

社員エンゲージメントについて理解は深められたでしょうか。

これまで説明してきたように、「社員エンゲージメント」とは、自分が所属している会社への親近感を数値的に表現したもの。社員エンゲージメントの向上は、会社員のやる気を向上させることができるので、より高い生産性を得ることができます。さたに、お金の部分以外の繋がりを構築することにより、会社への定着率向上が図られます。

労働人口が確保に厳しい現状では、社員エンゲージメントはまさに、「競争力」に直結するようになっていきます。

社員エンゲージメント向上の最初との取り組みとして、自分の会社の従業員エンゲージメントに関して、その状態をよく確認して掌握し、さらには徹底的に分析して、この社員エンゲージメントを高めていくための取り組みについて議論することをおすすめします。

グループウェアの働き方改革のことなら、私たちにご相談ください。

私たちは、チームの情報共有を素早くかんたんにするグループウェア「アイポ」を提供しています。豊富な知見を活かし、お客様のお仕事に合ったグループウェアのご利用方法をご提案します。チームの情報共有でお悩みの企業の方は、気軽にご相談ください。

最新記事

社員研修はITツールで効率的に!理由やおすすめ3選をご紹介
ビジネスにおける属人化とは?3つの問題点や防ぎ方をご紹介
建築事務所がITで業務効率化をする方法8選を紹介

1分で登録完了。無料お試し終了後、自動的に課金されることはありません。