建設業のプロジェクト管理にガントチャートを!工程のトラブルをいち早く解決

建設業には、さまざまな工程が絡み合います。ひとつの目標があるのは同じですが、細かなところで多くの作業工程が存在し、それぞれ業者が絡んでくるのが特徴です。それぞれの業者の思惑もありますし、前工程が絡み合い、取り合いが生じるケースも出てきます。

この状況をうまく整理していかなければ、効率的な工事が行えません。そこで使われているのがガントチャートであり、建設業では必要不可欠なツールとして認識されています。

建設業でよく使われるガントチャート

建設業で工程会議や営業交渉で必ず出てくるのが、横に長いガントチャートです。さまざまな工程が記されており、この表を見ながら打ち合わせしていきます。多くの工程が絡み、それぞれが別業者であるのも珍しくないからこそ、このガントチャートが生かされてきました。

ガントチャートとは

進捗状況は、建設業で重要ポイントといってもいいでしょう。どの工程がどの程度進んでいるのか、一括で管理できる方法が必要です。さまざまな工程を逐一管理していたのでは、どこかで遅れが生じます。そこで、工程ごとの進捗状況をタイムラインとして管理するのが、ガントチャートの役割です。

ガントチャートを単純に例えれば、横にした棒グラフみたいなもので、非常に簡単に工程を判断できます。複雑に絡み合っていないため、すぐに工程の進捗を追えます。今後の作業がどれぐらい時間かかるのかも、すぐにわかるのがガントチャートです。

WBSの存在

建設業に使われるガントチャートは、各工程を細かに分けます。どんな作業があるのか把握しなければ、ガントチャートは隙間なく作れません。もしも、あいだにほかの作業が入ってしまえば、時間軸でつながっていくガントチャートの意味自体が崩れます。そこで、細かな手順を整理する必要が出てきますが、そこで作られるのがWBS(作業分解構図)です。

WBSは、手順を階層化して表していきます。樹形図に近い形を取りますが、時間の概念がありません。あくまでも各工程に対して、どのような作業が出てくるのか、それを示している図です。これだけでは時間軸が存在せず、スケジュール管理はできないため、ガントチャートの基礎として利用されます。

ガントチャートの作成

WBSで導き出された内容を縦軸に配置します。このタスクは、関係性が近いもの同士で並べたほうが分かりやすいため、WBSでの結果をまとめるのが基本です。
そのほか工事個所などでまとめる方法もあります。A室B室といった区画、屋内屋外など条件が絡む部分でまとめると、工程管理もしやすくなるため、なにを目的とするのかをはっきりさせまとめます。

横軸は期間を入れますが、建設業の場合には日数で追うことがほとんどです。最終的な納期でまとめますが、打ち合わせに使ったりする中期的に1か月単位というのが、建設業の基本的な作り方になります。長期的なガントチャートは、内容も大項目に絞り込み作成するといいでしょう。

建設業で生きるガントチャートのメリット

ガントチャートは、建設業には欠かすことができないものとなりました。特に無駄なトラブルを防ぐなど、多くのメリットがあり、各所で生かされているからです。効率的な形で進めていくために必要な情報といえるでしょう。

全体を把握しやすい

ガントチャートを開くとすぐにわかりますが、全体の工程が表の中に納まっています。工程が多い場合には、何枚にも分かれますが、それぞれを比較すれば全体を把握できるのが大きなポイントです。

工事全体を俯瞰できますし、人員の配置もはっきりとします。全体を時間軸で追えるため、各工程を担当する工事会社への発注にも大きなメリットが生まれるのです。

工程とトラブルの把握の解決速度

ガントチャートは、簡単に工程を追えるメリットがありますが、各工程のトラブルの把握に役立ちます。例えば、工程Aに問題が発生したとします。この問題を解決するために、1日要したとすると、次の工程までに余裕がない場合、後ろにずらさなければいけません。

その工程だけで済まない場合もあり、全体工程を見直さなければいけない事態が発生することも少なくないのです。このようなトラブルを把握しやすいのがガントチャートであり、問題発生から素早く対処できます。条件によっては、どこかの工程で時間を詰めなければいけない場合にも、判断しやすいのです。マンパワーで解決できる場合にも、工程内容を細分化しているガントチャートなら、素早く判断できます。スピード感のある解決につながるため、全体の負担軽減に役立つのです。

工事の管理がしやすくなる

建設業の場合、自社だけで工事が完結するなら、そこまで管理の手間はかかりません。しかし、現実には多くの工程で外部の手が必要で、専門の業者を手配する必要が出てきます。ここで重要になるのは、発注管理であり、そのためにガントチャートが役立つのです。

いったいどこで発注すべきか、どこの時点まで終わらせる必要があるのか、または現実的にどこで終わるのかをガントチャートで把握できます。どうしても全体の都合で早く終わらせてもらわなければいけないなど、発注時の条件もガントチャートで把握しやすいのです。このような工事の管理は、建設業では必須となるため、単純な棒グラフのように見えてガントチャートの重要度は高いと言えるでしょう。

デメリットもある

ガントチャートは、建設業にとって非常に有効ではありますが、デメリットも生じます。理解しておかないと、自分たちは判断しやすいと勘違いし、現場で混乱を生じる原因になるのです。

工数の面で考えたとき、WBSで割り出したものをできるだけ細かく乗せたくなります。精度を上げる面では、できるだけ細かいほうが有利です。しかし、あまりに細かくタスクをガントチャートに上げると、必要のない情報まで網羅することとなり、わかりにくい表になります。WBSで精度を上げても、実際に作業する業者やチームは同じでほかに影響がないとしたら、ひとつにまとめてしまう大胆さも必要です。WBS上のタスクと実際の作業の摺合せも予防策になります。

もしも、作業の遅れが出た時や新たな工程が発生した場合、ガントチャートは関連性のある部分を書き換えなければいけません。増えたというだけで済まず、全行程の見直しといった状況も生まれます。この判断がしやすいメリットがある反面、作り直さなければいけないのはデメリットです。それだけ情報の共有がしやすい面を持ちますが、すぐに直せないのは時間のロスにつながるため、WBSに対する依存性の高さも問題となります。

ガントチャートを生かすために建設業でグループウェアの導入を

建設業のガントチャートといえば、Excelで作るのが一般的でした。しかし、スタンドアロンとなりやすいExcelでは、ガントチャートだけで終わってしまいます。プロジェクト管理機能として、グループウェアで作れるものも多く出てきました。

ガントチャートでは、時間軸も非常に重要になりますが、グループウェアでカレンダー機能などの連動もできます。この連動により、もっと正確に運用できることを考えれば、スタンドアロンのExcelよりはるかに効率的なメリットがあるのです。情報の共有も進めやすくなり、統一したフォーマットの中でガントチャートも作れます。デメリットの部分である精度も管理しやすくなるため、グループウェアの利用がとても有効に働くのです。

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