建設業にクラウド化は必要なのか?メリット・デメリット解説

2021/08/17

建設業に携わっている多くの工務店が人材確保や業務の効率化に悩んでおり、改善のために検討しているのがクラウドシステムの導入でしょう。建設業で多く見られるクラウド型工事管理システムをメインに、今回はクラウドシステムとは何か。そしてクラウドシステム導入のメリット、デメリットを本記事で紹介していきます。

建設業がクラウド化する理由

建設業界でクラウド化が進められている理由は、労働環境の改善と人手不足の解消です。クラウドシステムの導入によってAIのサポートを受けることで、従業員の負担を減らし、また、長時間労働や休日確保といった環境整備が必要とされるからです。

実際にITツールの導入によって労働環境が改善されたという声があり、多くの建設業者がIT化を進めています。また、工事は長期に渡って行われるため、計画性と進捗状況の徹底管理、従業員の休日の有無といったことが求められます。これを容易にするのもクラウドシステムの効果と言えるでしょう。

クラウド型工事管理システムとは?

多くの工務店が取り入れているクラウド型工事管理システムでは、工事の契約から売り上げ回収までの流れを一括で管理することが出来るシステムです。今までは、個別に管理されていた情報が一つに集約され且つ見やすく、トラブルの減少に役立つ機能を備えています。

工事管理システムには、主に9つの基本機能があり、業務効率化の補助をします。

・受注工事管理
依頼を受けた工事の案件を物件情報や契約内容によって一覧で管理します。契約日や工期、金額といった情報で細かく管理をすることが可能です。

・実行予算管理
工事は案件(物件)の規模によって受注金額が変わるため、案件ごとにどれくらいの予算が出て、利益を得ることが出来るかを可視化し、まとめてくれます。これにより案件ごとに割り当てられる費用の精査などを容易に行うことが出来ます。

・発注管理
実行予算管理で入力したデータをもとに工事行う上での推奨予算を提示、利益も加味して算出してくれます。

・業者&得意先請求管理
工事を行う上で、様々な業者を利用するため、お得意様情報は一括で管理したいです。資材を仕入れた場合の原価や請求書の発行といった情報管理も兼ねています。

・業者支払管理
業者ごとに支払日と支払方法、支払いに関する書類の作成などを行うことが出来ます。これにより、支払い期限の延長や漏れを防ぐことが可能です。

・入金管理
入金管理では、支払先からの入金の管理と残高管理を行えます。

・工事原価管理
工事原価管理は、工事ごとに支払いの予定や総売り上げに対しての原価率などを見ることが出来ます。

・工程管理
工事は長期間にわたって行われるため、しっかりと日程の管理が必要です。工程管理は、全日程の確認・工事の進捗状況を確認することが出来ます。

・作業日報管理
最後に工事の期間の日報管理が行えます。紙での保管は膨大な量になってしまうため、データによる保管で、検索も保管も便利になります。工事の遅延などが一目で分かり、何が問題なのか確認できます。

建設業務をクラウド化するメリットは?

建設業がクラウド化することで得られるメリットは多いため、導入の声が大きくなっています。では、クラウド化のメリットはどんなものがあるでしょうか。

情報共有の円滑化

工事に関するすべての情報をクラウド上で管理しておけば、必要な時に必要な情報を瞬時に確認することが出来ます。また、データが一括管理されているので、役割(現場・営業・経理)ごとの進捗状況を全員に共有できるので、情報が伝わりやすく、連絡もスムーズにとることが出来ます

業務効率化の向上

クラウドシステムは、インターネットさえ繋がっていれば、どこにいようともアクセスが可能なので、現場中に資料を確認したり、会社にいながら現場の進捗状況の確認が出来たりと業務を効率化するのに必要な機能が豊富に揃っています。コミニケションツールを使うと、急ぎの連絡やトラブルにも早期対応が期待できるので、おすすめです。

管理体制サポート

クラウドシステムの導入前では、工事関係資料や契約書を紙で管理し、保管していました。そのため、膨大な量の資料・書類が社内のスペースを圧迫し、いざ探している資料が見つからないといったこともあったでしょう。しかし、クラウドシステムの導入により、すべての書類・資料をクラウド上に保管することで、検索の容易さとスペースの確保が可能になります。

クラウド型工事管理システムのデメリットは?

クラウドシステムの導入には、メリットだけではなく、デメリットも存在します。
導入の注意点としてみていきましょう。

システムの操作性

導入すれば、業務効率が上がり、とても便利ですが、システムを上手に活用するには操作を覚えなければなりません。せっかく便利なクラウド型工事管理システムを導入しても使いこなせなければデメリットでしかありません。導入前に計画を立て、どのように運用していくかを明確しておきましょう。

不要な機能と外部連携

クラウド型工事管理システムの多くは、完成品として一定の機能が備わった状態のパッケージ版です。そのため、導入したもののほとんど使用しない機能が多ければ、業務の効率化にはなり得ません。また、クラウド型工事管理システム以外のITツールやシステムとの連携が難しい場合があります。連携がうまくできないと、データの移行などを手入力で行わなければならなかったり、手間と時間がかかってしまいます。

セキュリティ対策

クラウドシステムによってすべてのデータを一括管理するため、セキュリティ対策が施しやすいのがメリットですが、設定の幅が広く、あまりにも細かく設定をし過ぎると後々にアクセスが出来なくなってしまったりといったトラブルが起こり得ます。セキュリティ対策は重要ですが、業務の妨げにならない程度の設定を施しましょう。

おすすめのクラウド型工事管理システム

IMPACT

IMPACTはクラウド型施工管理システムです。
シンプルな見た目と操作性、現場にいなくてもしっかりとした管理が出来る機能が好評のクラウドシステムです。

デキスパート

建設業界での導入率がトップクラスのアプリです。特徴として稼働台数の制限がなく、それぞれのアプリの間でデータの共有が出来、設計書や図面といった工事において重要な資料を管理・共有することが可能です。

ANDPAD

ANDPADは事務所にいながら現場の状況をリアルタイムで管理することが出来るシステムです。建設現場の状況を写真や資料で管理・確認が出来、監督や営業に指示出しも可能なコミニケションツールの側面も持つ便利なツールです。

クラウドERP ZAC

ZACは、販売・購買・勤怠・経費の管理を一括でできる機能を持っています。
全体または一部の損益が瞬時に確認できるので、多くの案件を抱えている場合に案件ごとの損益、総収益等を状況に応じて知ることが出来ます。
ZACを活用することで会社の経営状態がタイムリーに把握することを可能にします。

まとめ

建設業務のクラウド化のメリット・デメリットについて理解は深められたでしょうか。

上記でご紹介したように建設業界においてもクラウドシステムの導入は推奨されており、中でもクラウド型工事管理システムは業務を効率的に行う上で欠かすことのできない機能を持っています。

もちろん導入のデメリットもあるので、よく注意してかつようしていきましょう。クラウド型工事管理システムの導入によって人手不足の改善と業務の円滑化、トラブルの防止に役立ててください。

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